国内FXと海外FXのスプレッドを比べた時に驚くのがその広さです。
国内FXではスプレッドが狭く取引をしやすいのが特徴ですが、海外FXでは一瞬ためらうかのような広さとなることがあります。
しかし、国内FXよりもスプレッドが広い海外FXですが一部のトレーダーからは非常に人気があり、スプレッドの広さをものともしない利益を上げているのです。
つまりスプレッドが広い海外FXでは、スプレッド分の損失よりも大きなリターンを期待することができるのです。
それは海外FXだからこそのレバレッジやシステムが関係しています。
今回は、スプレッドが広い海外FXをどのように使えば良いのか、国内FXと比較しながら紹介していきます。
国内FXと比べると海外FXのスプレッドは広い
FXでは必ずスプレッドが設定されており、トレードを始めた瞬間からスプレッド分は損失を抱えた状態でスタートするのです。
例えば、国内FXのドル円は0.2pipsのスプレッドが平均的で、ドル円を買っても売っても取引を始めた瞬間から-0.2pips分を持った状態から始まるのです。
このスプレッドが海外FXの場合だと、GEMFOREXの場合1.3pips、XMTradingの場合1.8pipsと、広めに設定してあるのです。
さらにドル円ではなくマイナーな通貨ペアになると5pipsや8pips常にスプレッドが開いていることもあるのです。
そのため海外FXのスプレッドは広く、国内FXと比べるとスプレッド分損をしやすいということになります。
海外FXのスプレッドはなぜ広い?
海外FXのスプレッドが広いのは、海外FXの注文方式が関係しています。
海外FXではNDD方式(ノンディーリングデスク)が採用されており、トレーダーは海外FXの業者を通して直接的にカバー先の銀行(インターバンク市場)で取引を行うのです。
そのため銀行が設定をしているスプレッドや相場の急激な変動が直接反映されるため、スプレッドが広くなりやすいのです。さらに海外FX業者の収益の一つがスプレッドであることもスプレッドが広い理由となります。
ちなみに国内FXではDD方式(ディーリングデスク)が採用されており、トレーダーの注文はカバー先の銀行などに流れるのではなく、国内FX業者の中に取り込まれます。そのためトレーダーは国内FX業者と取引をしている形になり、実際のインターバンク市場のスプレッドを反映する必要がなく狭いスプレッド取引をすることができるのです。その分国内FX業者はスプレッドによる利益よりも、トレーダーとの売買での利益の方が大きいことも、スプレッドが狭い要因であります。海外FXのレバレッジを徹底調査