仮想通貨に関連するホワイトペーパーとは?
今年の6月にSNSとして人気があるフェイスブックが独自の仮想通貨「リブラ」を発行すると発表しました。同時にホワイトペーパーも公開されました。
既にフェイスブック利用者が数十億人いる中で、仮想通貨であるリブラを発行すると瞬く間に普及するのではないかと予想がされています。
ここで気なるのが、新たな仮想通貨が発行される時に必ず一緒に解説されるホワイトペーパーです。一体ホワイトペーパーとはどのようなものなのでしょうか?
仮想通貨と関連するこのホワイトペーパーは、仮想通貨を発行する前に仮想通貨の技術や構想を理解してもらうための公開文書となります。
そのため新たに発行される仮想通貨について、詳しく知りたい場合にはホワイトペーパーを読むことで理解をすることができます。
そこで今回は、仮想通貨が新規発行される前に公開されるホワイトペーパーについて解説します。
ホワイトペーパーとは
もともとホワイトペーパーは仮想通貨のために生み出されたものではありません。これは政府や公的機関、企業が発行する報告書のことです。
そこから仮想通貨も新規発行前に、技術的な内容について知ってもらうためにホワイトペーパーを発行しているのです。
そのため新たに発行される仮想通貨や、すでに発行されている仮想通貨について詳しく知りたい場合は、ホワイトペーパーを読むことで詳しく知ることができます。
ホワイトペーパーに書いてある内容
仮想通貨のホワイトペーパーには基本的に、通貨発行の目的、取引承認のためのシステム、仮想通貨の仕組み、そして結論について書かれています。
そのため仮想通貨について理解をしたい場合については、ホワイトペーパーを読むことが一番早いかもしれませんが、ホワイトペーパーは基本的に英語で書かれていることが多いのです。
そのためホワイトペーパーを読むためには英語が読める必要があるのですが、英語が苦手な人でも翻訳ツールなどを利用することで読むことは可能です。それと人気のある仮想通貨であればホワイトペーパーを翻訳した情報をまとめていることもあるのでそういったものを利用するとよいでしょう。
ホワイトペーパーが読めるとICOにも役立つ
ICOとは企業が独自の仮想通貨を発行し、その仮想通貨を現金と交換することで行われる資金調達方法となります。交換をした仮想通貨は、発行企業が提供するサービスや商品に使えたり、仮想通貨の持ち分によって報酬を得ることもできます。
しかしICOの中には詐欺目的なものがあり、気を付けなければ交換した仮想通貨が偽物という可能性もあります。
そこでICOとして発行される仮想通貨を理解することで、ICOが詐欺ではないかを調べるためにホワイトペーパーを読むことが非常に有効となります。
ICOで発行される仮想通貨の目的や仕組みを知ることでICOを行ない資金調達を行なう真偽を調べることに役立つのです。